お客様の期待を超える仕事をするのがプロフェッショナル

屋根の取付けだけが仕事じゃない。お客様の期待を超える仕事の為に努力することがあります。
大竹金属の仕事っぷりをご紹介。

全長360m超巨大お化け屋根を取付けろ

大竹金属の仕事は金属屋根の工事・取付け。
皆さん、どんな仕事を想像しますか?
取付け部分に登って、お馴染みの凹凸金属屋根をビスで留める作業を思い浮かべませんか?
はい、まさにその通りです。
ただ、ちょっと考えてみてくださいね。
どうやって取付け部分にあたる高所へ登りますか?
どうやって金属屋根を上に運びますか?
時には十数メートルもの高所作業だってあります。
我々の仕事は仕事自体の設計、つまり段取りから始まっています。
現場監督や協力企業、職人さん達と綿密な打合せを重ね、仕事をシミュレーションしていきます。
資材置き場や駐車スペースなど充分に確保出来る現場なら問題ありませんが、実際にはそうもいきません。
色んな業者が一つの建物に携わる訳ですから、充分なスペースを確保出来ない場合だってあります。

この様に二度と同じ現場が無いからこそ、我々の様な知識と経験豊かな企業が求められるのです。
上の写真は工場の屋根工事・取付けのお仕事の様子です。
1つの屋根が90mもの長さ。幅は25m。こんなお化けの様な屋根が4面あるから大変です。端から端までなんと360m!
屋根の形状上、起伏があるので、両端にいる人同士目視出来ない程でした。
そんなお化け屋根をどうやって取付けるのか!?
これも事前に綿密な打合せを重ね、実際の現場イメージする。
そしてシミュレーションしていきます。

お化け屋敷の屋根イメージ

問題...どうやって取付ける!?

大きな屋根をどうやって上に運ぶのか!?そんな問題が出てきました。
通常、屋根は成型機(下の写真)によって、薄い板状の鉄板を屋根のカタチ凹凸(折板と言います)にしていきます。

施工中の様子

そこで、一つの方法は足場を組み、この成型機本体を屋根部分まで運び上げ、折板したものを取付けていくという方法。
これだと、出来上がってきた折半(屋根)を次々に設置していく事が出来そうですよね。
しかし、ご依頼頂いた屋根の形状は横から見ると「への字型」。
専用機で作り続けると図の様に折れるとまではいかないまでも曲がってしまう恐れがありました。
(この方法では、職人さんが25名くらいと多く必要になります。)

NG

もう一つの方法は、地上で屋根を作ってから運び上げる方法。

しかし、90mもの屋根です。
実際には折板を組み合わせて幅25mにするとは言え、幅は数十センチと意外と細い。
上手く運ばないと簡単に折れ曲がったり、ねじれたりしまいます。
そこで、神戸の業者さんにご協力頂き、大きな空港の屋根を作った時に使用した治具(じぐ)を使う事にしました。 (右写真)

   
1.専用機から吐き出される折板。まず下で屋根の部品を作る。   2.治具に括り付け、巨大なクレーンを使い上へと運ぶ。   3.上では職人達が待ち構え、直ぐに取付け作業にかかる。

施工中の様子02

これならバランスを崩す事なく、折板が曲がる事なく上まで運べます。 (この方法ですと、職人さんは10名くらいで施工できます)
こうして一つ一つの折板を下で作って、上に運び、取付けていきました。 一見、気の遠くなる様な作業でしょ!? ところが我々はこれらの作業を15分で完了してしまうのです。 (屋根1枚の施工です)
こうしたスピードもしっかりとした仕事設計=段取りがあってこそ。 その為にしっかりと時間を割き、現場でのコミュニケーションを大切にしています。

どうですか?
一見取付けるだけの作業でも我々のノウハウが活きた提案(段取り)があってこそ。
我々の仕事はこうした段取りにもやりがいが詰まっています。こんなところにも皆の力を活かす場所があったりますのです。